2013年12月20日 [物件入手]
≪不動産投資≫ 4階以上で〇〇がない物件は客付で苦労
4階以上の物件で〇〇がないと客付けで苦労します。
さて、〇〇とは何でしょうか。
勘のいい方はもうお分かりかもしれません。
〇〇とはズバリ!エレベーターです。
私が物件調査で歩いていると、
極端に空室率が上がっているのが、
4階以上のお部屋でエレベーターのない物件です。
都心の駅前立地のような一部のマンションを除き、
このようなお部屋は客付で苦労しています。
この傾向は、ファミリー物件で顕著に表れています。
不動産投資を始めたばかりの初心者の方は要注意です。
売り物件として出ている4階建てや5階建ての物件を見に行き、
全面タイル張り、お洒落なエントランスアプローチなどを見たときに、
思わずそのイケメンぶりに一目ぼれしてしまいます。
しかも、現在満室であったりすれば、もうイチコロです。
でもでも、気を付けてください。
このような物件の中に、4階や5階のお部屋が空いたときに
新しい入居者が決まらなくて、困り果てている物件が多いのです。
正直な話をすると、空室物件が多い現状では、
地域によっては、エレベーターがないと3階でも避ける方がいます。
私の物件でも、最近そのような傾向が出ています。
所有物件の一つ、鉄骨3階建てのファミリー向けマンションで、
入居者の方から、エレベーターがないとキツイ、という声を聴きました。
この物件は直近3年間でご入居された方はすべて新婚さんです。
入居された時には、3階は人気があるのですが、
お子さんが生まれたとき、少々感想が変わってしまいます。
ベビーカーと赤ちゃんの両方を上げ下げしなくてはなりません。
たまたま、大家であるアメちゃんがその光景を見ていても、
ちょっと大変かもしれないと思うことがあります。
まあ、新婚さんではなくとも、手にいっぱいの買い物袋を提げた家庭の主婦が
「よいこらしょ」と階段を上がるのはつらそうです。
これを贅沢な話であるとか、わがままな話であるとか、
いろいろ感じる方もいると思いますが、物件が過剰な状況では、
実際問題として、お客様が強いのは致し方ありません。
少なくとも4階以上の物件を購入される場合には、
慎重に事前調査をされることをお勧めします。
必ず、近隣の客付けの強い不動産会社でヒアリングをしてください。
その際に、
「あの〇〇マンションの5階の部屋は綺麗なんだけど、
お客さんを連れて行ってもなかなか決まんないんだよね」とか、
「客付けの旬を過ぎたら、結構下げないときついよ」なんていう答えが返ってきたら、
現在入居している方が退去されたとき、
次ぎのお客さんをすぐに見つけられない可能性が高いといえます。
1棟もののマンションの購入を考えている方で、
4階以上のエレベーターなし物件の客付け状況を
しっかり検討されている方が少ない
のがとても気になります。
皆さん、お気を付けくださいね。
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