2015年12月03日 [雨宮憲之の独り言]

11月28日、29日の両日、福島県内3都市で
「相続対策＆土地活用セミナー」（福島民報主催、積水ハウス協賛）の講師を務めました。

いわき市からスタートし、２日目は郡山市、福島市と続きました。

どの会場でも、とても印象的だったのが、参加者の表情がみんな明るかったことです。

きっと賃貸経営の方が上手くっているんだなと感じながらも、
セミナーの１時間があっという間に過ぎ去りました。

店舗をアポなし訪問したいわき市内の不動産業者の、
賃貸担当スタッフによると、
今も、いわき市内で賃貸物件を探すのはかなり難しい状態ということ。
単身者用も、ファミリー向けもはっきり言って空きがない状態。
東日本大震災の特需はまだ継続中なんです。

被災された方や復興作業に従事している方など、
需要はかなり強いようです。

住宅除染の作業もまだ完了率は半分といったところです。

郡山市、福島市の不動産業者さんも、
同様のことを言ってます。

稼働率は１００％近いですよ、と業者さんの表情もすこぶる明るいです。

郡山市の不動産業者さんは、
いわき市でまったく物件が見つからなかったお客さんが、
郡山に来て、やっと空いてるお部屋をみつけているんです。
そして、仕方ないので、いわきへ毎日車で通っているんです。
そんな人がいっぱいいるんです、と。

まだまだ賃貸需要が減速する予兆はありません。

ただ気になることもありました。

賃貸に住むセミナースタッフの男性が、
とにかく物件の稼働がいいことで、
大家さんの態度が強気です。
貸してやってるみたいな雰囲気が感じられるんです
と話してくれました。

全国の他地域と違って、大家さんに悲壮感がありませんし、
不労所得という意識が見え隠れしているような大家さんもお見受けしました。

さて、震災特需はいつまで続くでしょうか。
いつかはこの賃貸バブルにも終わりが来ます。

結局は、この息をつけた期間に、
どれだけ知識やノウハウを培えたかが勝敗のカギを握ることになるでしょう



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