2016年01月05日 [物件調査]

今日は、東京都北区のレオさんからのご質問にお答えします。

「雨宮さん、こんにちは。
かなり前になりますが、雨宮さんが不動産投資セミナーで、
売り物件を現地に見に行ったときに、
もし、他の不動産投資家と出くわしたら、
知らんぷりして通り過ぎること、と
アドバイスしていたと思います。

最近、私も、積極的に不動産投資物件を見に行くのですが、
雨宮さんのアドバイス気になっているのです。
なぜ、通り過ぎなければいけないのか（笑）、
教えていただけると嬉しいです」

というご質問でした。

レオさん、確かに、一見へんてこりんなアドバイスですよね。

でも、これは、私が数多くの内見現場で
たまたま他の不動産投資家の方と出会ったことで、
その後のプロセスに影響を与えていたことを経験したことから
生まれたアドバイスなのです。

多分、レオさんも経験されたことがあると思うのですが、
売りに出ている不動産投資物件を現地に見に行くと、
他の内見者に出会うことがあります。

でも、周辺道路でそれらしき人を見かけたときは、
ご一緒しないでくださいということなのです。

なぜかというと、

現地で他の不動産投資家の姿を見かけたり、言動を見聞きすると、
競争心を煽られたり、買い付けに対する焦りを誘ってしまう

からです。

もし、あなたが内見しているときに、
次々と他の不動産投資家がやってきて、
「これはいいね」などと言いながら、
物件を見ていたら、どう思いますか。

早くしないと、この物件を取られてしまうと思いませんか。

買い付けを早く入れなくては、と焦りが出てくるのです。

冷静な判断ができなくなってしまう恐れがあるので
注意が必要なのです。

また逆に、相手の競争心を煽ってしまうこともあります。

先客がいるときに、
あなたが内見でその場にいったとします。

そうすると、

先客は「やはり反響のある、いい物件なんだ」と
感じるでしょう。

先客の不動産投資家は、買い付けを急ぐかもしれません。

結果として、もし、その物件が本当にいい物件だったとしたら、
先を越されることになってしまうのです。

あなたは、無意識のうちに相手の買い付け行動に対する
背中を押してしまっているのです。

冷静に考えるためには、他の不動産投資家と一緒では
都合が悪いことを分かっていただけましたでしょうか。



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