2014年02月06日 [経営管理]
≪賃貸経営≫無料セミナーの戦略的聴講の仕方
アメちゃんの友人の大家さんKさんのお話しです。
このKさん、首都圏の随所で開かれている
無料の賃貸経営セミナーが大好きなんです。
毎年、東京のビッグサイトでも、
全国賃貸住宅新聞社主催の賃貸住宅フェアが開かれ、
数万人の不動産投資家、大家さんや、不動産管理会社の関係者が来場していますよね。
こういったセミナーは本当に幅広いトピックが扱われ、
今、賃貸業界で旬の話題を聞くことができます。
このKさん、いろいろな会場に出没しては、「ん〜。なるほど」「あ〜そうだよね」。
講師の話に、大きな反応をして、うなづいているんですね。
別に感心しているんだから、いいじゃないかという見方もできるのですが、
100%すべてを受け入れているところに実は落とし穴が潜んでいます。
この話をお互い酒を飲みながら話すといつもケンカになっちゃうのですが、
どこまで行っても平行線です。
ただ、ここに無料セミナーの聴講の受け方のキモがあると思っています。
確かに、各地で無料で開催される賃貸住宅セミナーは本当にありがたいイベントです。
私も毎年、賃貸業界のトレンドや新しい発想に触れて、
何か、新しいことを考えるきっかけが得られます。
できるだけ、興味のあるセミナーを聞かせていただくようにしています。
ただ、無料セミナーの聴講には聞く方にも、ちょっとした心構えが必要です。
それは、大家さんではない方が講師の場合、多くが、セミナーテーマの後ろに
バックエンドのビジネスを持っていることです。
早い話が、言葉には直接出さないけど、売りたい商品がある場合が多いのです。
つまり、それを意識した話になりがちであるという構造を
押さえておくことです。
賃貸経営を行う上で、参考になる話はいっぱい出てきます。
それを、どういう立場の人が言っているんだったっけ、と
いったん、冷静な自分のフィルターにかけてから吸収すると、
聞いた話を2割引きでとらえたり、
逆に、プラスアルファして心に刻むなど
調整することが重要になります。
講師のバックグランドにも目を向けてセミナー内容を理解すれば、
より自らの賃貸経営の血となり、肉となるのではないでしょうか。
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