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2014年02月09日 [物件入手]

≪不動産投資≫ピロティーの物件には注意を払う

東日本大震災が発生して以降、
物件購入を考えている方から、

地震に弱い物件ってどんな物件ですか?
という質問をよく受けるようになりました。

そこで、今日は、構造的な問題から、耐震性が弱くなりやすい

ピロティー形式の物件には注意を払う

というお話です。

まず、誤解のないようにお話しておきますが、
地震に強い、弱いということは、
〇〇の物件なら大丈夫、
〇〇はダメと、そう簡単に言い切れるものではありません。

また、初心者の方はどうしても、
「地震に強い、弱い建物は?」という建物に関する質問に偏りがちです。

このブログをお読みいただいている方は大丈夫だと思いますが、
耐震性があるかどうかを考えるうえでは、

建物の耐震性がいくら万全でも、地盤が弱いと意味がありません。
両方の要素を考慮しなければならない


のです。

そのあたりを理解していただいたうえで、
問題がおこる可能性がある建物の構造の点で、お話したいと思います。

建物の構造という視点で、耐震性に問題が起きやすいのが、
ピロティー形式の建物です。

ピロティーとは、2階以上の建物で1階の地上部分を柱にした、
1階吹き放ちの建築形式のことです。


よく街中を歩いていると、そのようなマンションをあちらこちらで見かけますよね。

どうしても、ピロティー形式の建物は柱だけで支えていますので、
大きな地震には脆弱であることが多いのです。

もちろん、ピロティーの建物がすべてダメというわけではありません。

ただ、心配な場合は、ちゃんと専門家に相談をした方がいいということです。

ベテランの方は、ピロティーの建物を購入対象にするときには、
注意を払っている方が多いと思います。

せっかくですので、プラスアルファのお話をさせていただくと、
ベテランの方でも、ノーマークになっていると感じるのが、次のケースです。

1階に大きな店舗が入っている場合や
柱以外の壁をガラス張りにした店舗が多い場合、要注意です。


1階に大きな店舗が入っている場合、
開放感を出すために、壁の量を少なくしていることもあり、
実質、ピロティー構造のようになっていることがあります。

柱以外の壁をガラス張りにしている建物も、
構造物としては弱くなる可能性があります。

一見、壁があるように見えても、壁がないのと同じです。

法令上きちんと設計され、施工されているものがほとんどだとは思いますが、
心配であれば、専門家の意見を聞くことも、
地震によるリスクを避けるために重要です。



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