2014年04月09日 [物件調査]

さて、今日のお話は、
近隣住民を悩ます、意外な嫌悪施設というテーマです。

不動産投資家にとって、対象物件の近くに、
「嫌悪施設」「迷惑施設」があるかないか、ということは、
重要なポイントの一つになります。

賃貸経営において、物件の近くにそのような施設があると、
入居してくれるお客さんが付きにくいとか、
長期入居してくれるお客さんがいないなどといった問題が起こりやすくなります。

では、嫌悪施設というと、
どんな施設を連想されますでしょうか。

墓地や火葬場ですか。
暴力団事務所ですか。
それとも、ゴミ焼却施設でしょうか。

いろいろ考えられますよね。

実は、とても意外な感じがするのですが、
嫌悪施設に、幼稚園や小中学校も含まれてしまう場合があるのです。

なぜ学校が？
と疑問に思った方も多いと思います。

学校が近くにある、ファミリー向けアパートやマンションは、
とても人気が高いのですが、実は、近すぎると状況は一変します。

近すぎると嫌悪施設に変わってしまうのです。

小学校や中学校の隣接地では、
一日中、授業のチャイムの音や、
外で遊ぶ子供たちの声に悩まされているという方が多いのです。

夏はプールから、キャーキャーという甲高い声が響きわたります。

秋の運動会シーズンになると、
連日、校庭でさまざまな出し物の練習が続きます。
子供たちの声の大きさは、ピークに達します。

乾燥して、風の強い日には、
校庭の土ぼこりが巻き上がり、周辺の住宅地を襲います。

学校が近いと、
子供たちにいろいろとイタズラされてしまう恐れもあります。
現実に、ピンポンダッシュの標的にされている方もいます。

不動産投資家の皆さん、物件調査の際に、
ターゲットの物件が幼稚園や小中学校のお隣にあるような場合には、
周辺住民へのヒアリングを実施すべきだと思います。

周辺の住民が何か不利益を被っていないかどうか、
具体的にきいて、状況把握に努めることがまず重要になります。



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