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2014年05月14日 [物件調査]

≪不動産投資≫換気口の位置と床下状態のチェック

本日は、埼玉県さいたま市のMさんからいただいた質問にお答えしましょう。

「雨宮さんの物件調査セミナーに参加させていただいたことがあります。
確かその中で、古めの中古物件を購入する際は、
基礎にある換気口の位置と床下の状態をチェックしてください、と
おっしゃっていたと思います。
どういう意味なのか理解できなかったので、
もう一度、説明していただけないでしょうか」


というご質問です。

それでは、ご説明しましょう。

中古物件の購入を検討し、現地で物件を調査するときに、
建物周りをまわって、コンクリートの基礎部分に大きな亀裂などがないかなど
チェックをされると思います。

その際に、基礎のところどころにある、
換気口の位置も確認することが大切です、というお話です。

築20年以上の木造アパート等には、床下の換気のために
換気口がついていることがあります。

実は、その位置が重要なんです。

もし、換気口が地面と同じ高さにあると、
雨水が床下に流れ込んでしまう恐れがあるのです。


そうすると、いつも床下が湿っている状態にある可能性が高いのです。

床下の湿度が高いといいことはありません。
木材が腐りやすくなりますし、シロアリの発生を招くことがあります。

換気口が、地面すれすれの低い位置にあると、
雨水が流れ込んでしまう可能性があるのがよくわかると思います。

また、

このような換気口のある物件で、
床下の状態を診断するよい方法があります。

それは、

換気口にデジカメをあて、
ストロボを強制発光させて撮影をしてみることです。


この方法で撮影してみると、床下の状態がよく分かると思います。

ちなみに、最近の物件、つまり、築浅の物件には、
この換気口を見かけないと感じている方もいると思います。

そうです。

近年は、コンクリートの基礎と土台の間に、
基礎パッキンを敷く方法が採用されることが多くなっているんです。


だから、基礎の周囲に換気口が設置されていないのです。



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