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2014年09月20日 [物件調査]

«不動産投資»なんとなく狭く感じる和室があったら

同じ大きさのはずなのに、
なんとなく大きく感じたり、小さく感じたりすることって、
たまにないですか。

また、なんとなく広く感じたり、逆に狭く感じたりするなんて
ことはありませんか。

でも、実は、その印象って結構正しかったりするんです。
不動産投資物件でも、その話があてはまることがあります。

ということで、今日は、なんとなく狭く感じる和室があったら、という
テーマでお話ししたいと思います。

ここ数年、めっきり人気がなくなったと言われる和室ですが、
皆さんの物件に和室はないですか。

私は、個人的に和室は落ち着いて好きなのですが、
賃貸のお客さんには嫌われるということで、
和室をフローリングにリフォームする大家さんも数多くいますよね。

そういう考え方には、ちょっとした誤解もあると思うのですが、
その話はまた別の機会にしたいと思います。

今日は、同じ6畳や8畳の広さのお部屋でも、、
何となく広く感じたり、狭く感じたりすることについてのお話です。

天井の高さや内装の色なのによって、
印象が変わる場合もあるのですが、

実は、同じ6畳間や8畳間であっても、
本当に広さが違う場合があるのです。


そんなケースでは、
6畳間の和室のつもりで購入した物件が、
他の物件の6畳間よりも実際に狭かったりするのです。

これは、

そもそも同じ大きさだと思われている畳ですが、
数多くの規格で作られてきた歴史があるからなのです。


ご年配の方はご存知の方もいらっしゃるのですが、
若い不動産投資家の方は、畳はみな同じ規格だと考えている方が多いです。

日本の建築の基準からすれば、
畳一枚のサイズは、半間(910o)×一間(1820o)と思いますよね。

でも、もともと畳の規格って、いろいろあるんです。

関東や東日本で採用されている江戸間(880o×1760o)、
関西など西日本で基準となっている京間(955o×1910o)、
名古屋を中心とした中部地方や
東北、北陸の一部で使用されている中京間(910o×1820o)、
公団住宅などの賃貸住宅で使用されている団地間(850o×1700o)

といったところが代表的なものです。

これだと、結構、畳の大きさが違いますよね。

6畳間で考えると、京間であれば、10.9uもあるのに、
江戸間では、9.3u、団地間になると、8.7uです。

同じ6畳間でも、最大、2.2uも差があるのです。

最近は、新建材の普及で、畳のサイズのバラツキは少なくなりました。
江戸間サイズに統一されてきています。

ただ、築古物件などで団地間の畳はまだ使用されているようです。

売買広告や入居者募集チラシでは、
和6、洋6など、畳数で表示されています。

我々は、基準は一つと決めてかかっていますが、
もし、狭いと感じたら、自分の感覚を信じて測ってみてください。


実測して本当に狭かったら、
その物件を購入して、大家さんになった後、
内見に訪れた賃貸のお客さんも同じ印象を持つ可能性が大きいです。

そうそう、洋室についても注意してください。

洋室も畳数で表示しますからね。
基準としている畳のサイズがいい加減かもしれませんよ。


洋6なんて言ってて、
江戸間を基準にしたら、洋5だったなんてことになったら、
しゃれになりません。



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