Blog
2014年11月20日 [経営管理]
≪賃貸経営≫セキュリティー対策の落とし穴
こんにちは。
関東地方は一日寒かったですが、体調を崩されていませんか。
不動産投資、大家業も最後は、体力勝負で健康一番です。
さて、本日は、セキュリティー対策の落とし穴というお話です。
私の知っているある大家さんの物件が
先日、空き巣被害に遭ってしまいました。
オートロック物件で、その大家さんはセキュリティーに
かなりの自信をもっていたのですが、
そんなことになってしまったのです。
この手の話は、この大家さんに限らず、
相談にのっている大家さんの中で、結構聞く話です。
私がいつも感じていることは、オートロックというものに、
少々過信をしているのではないかということです。
実際のところ、オートロック物件は、
そんなにセキュリティーの面で万全なのでしょうか。
ここに大きな落とし穴があります。
実は、オートロック物件というのは、泥棒にとっては、
一度物件の中に入ってしまえば、仕事がやりやすい物件なのです。
それは、変な言い方ですが、
「泥棒目線」で考えてみるとわかります。
オートロックでない一般の物件は、泥棒にとって、
仕事中に不意に入ってきた誰かに遭遇するリスクがあります。
チラシを配りにきた人や、セールス・勧誘員などに
思いもしないタイミングで顔を合わせてしまう可能性があるのです。
しかし、オートロック物件であれば、
一度建物内に入ってしまえば、
そんな出会いがしらの遭遇の可能性が低くなり、
「仕事」に集中できるというのです。
では、泥棒や不審者をエントランスで
シャットアウトすることはできるのでしょうか。
実は、この点もちょっと考えれば、
簡単に限界があることが分かります。
誰か、入居者の後をついて入れば簡単に入れてしまいます。
そこで、私がアドバイスしている大家さんによく言うことですが、
セキュリティー対策は、
ハードとソフトの両輪で初めて効果を上げるもの
ということに注意することです。
多くの大家さんは、オートロック設備というハードにしか
注目しないところに問題があります。
「入居者たちの目と意識」というソフトが生きてこないと、
どんなにセキュリティー設備を導入しても効果は上がらないのです。
一昔前、お出かけの際には、
「一声かけて、カギかけて」なんていう
標語があったのをご存知でしょうか。
近隣同士で注意をし合って、しっかり家のカギもかけましょうね、
ということが声高に言われていたんです。
要は、これです。
つまり、その物件に住んでいる入居者全員が、
不審者に対する意識を共有しないと、設備だけではダメなのです。
もし、オートロック物件のエントランスで、
入居者の後に続いて入ってくる人がいれば、
「こんにちは、どちらのお部屋に御用ですか」
と一言かけられるような意識が
入居者全員にあるかどうかということです。
こんな言葉をかけられた不審者や泥棒は、
住んでいる人たちの意識の高さに、
直感的に仕事のやりにくさを悟ります。
見慣れない人に、共用廊下でばったり会ったときも、
一声かけて反応を見るような人ばかりが住んでいる物件であれば、
泥棒もリスクを感じるようになります。
泥棒にとって何よりも嫌なのは、機械や設備ではなく、
そこに住んでいる人々の意識の高さなのです。
このような意識を入居者に芽生えさせるには、
日頃の賃貸経営で、入居者の共通意識というか、
コミュニティーを形成していく努力をしなければいけません。
大家さんが率先して、「あいさつ運動」を始めていもいいでしょう。
また、イベントを主催して、
入居者同士の距離を縮めていく努力をするのも、
大いに効果が上がるでしょう。
賃貸経営において、機械や設備だけに頼るセキュリティー対策には限界があることを
大家さんはしっかり意識することが重要だと思います。
■賃貸経営を強力サポート 雨宮憲之の公式ウェブサイト
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「物件調査や情報収集の戦略的ノウハウが満載でした!!」
「マーケティングの視点に立った物件調査の参考書を待っていました!!」
「ここまで物件選びをマーケティングの観点から説明した書籍はなかったです!」
「クオリティーを保ちながら、平易な文章で書かれているので、分かりやすかった!」
「初心者が物件選びをする際のバイブル≠ナすね!」
そんな多くのお声をいただいている雨宮の著書第2弾が好評発売中です。
■雨宮憲之著「もう会社に頼らない!プラス300万円を気楽≠ノ稼ぐ不動産投資術」 (SBクリエイティブ [ソフトバンククリエイティブ]、1,500円+消費税)
●不動産投資物件のマーケティング調査、
リスクを避ける物件見極めノウハウ満載の決定版
ただいま好評発売中です!!
■ネット書店「アマゾン」 6部門で第1位 (2013年4月11日)
★ビジネス・経済部門 第1位
★投資・金融・会社経営部門 第1位
★産業研究部門 第1位
★不動産部門 第1位
★不動産投資部門 第1位
■紀伊国屋大手町ビル店
「単行本ベストセラー第1位」 (2013年7月8日付)
本書の内容詳細&アマゾンでの注文はこちらから
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★賃貸経営に関する講演、セミナー依頼を承っております。詳しくはこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■あなたの賃貸経営を強力サポート 雨宮憲之の公式ウェブサイト
関東地方は一日寒かったですが、体調を崩されていませんか。
不動産投資、大家業も最後は、体力勝負で健康一番です。
さて、本日は、セキュリティー対策の落とし穴というお話です。
私の知っているある大家さんの物件が
先日、空き巣被害に遭ってしまいました。
オートロック物件で、その大家さんはセキュリティーに
かなりの自信をもっていたのですが、
そんなことになってしまったのです。
この手の話は、この大家さんに限らず、
相談にのっている大家さんの中で、結構聞く話です。
私がいつも感じていることは、オートロックというものに、
少々過信をしているのではないかということです。
実際のところ、オートロック物件は、
そんなにセキュリティーの面で万全なのでしょうか。
ここに大きな落とし穴があります。
実は、オートロック物件というのは、泥棒にとっては、
一度物件の中に入ってしまえば、仕事がやりやすい物件なのです。
それは、変な言い方ですが、
「泥棒目線」で考えてみるとわかります。
オートロックでない一般の物件は、泥棒にとって、
仕事中に不意に入ってきた誰かに遭遇するリスクがあります。
チラシを配りにきた人や、セールス・勧誘員などに
思いもしないタイミングで顔を合わせてしまう可能性があるのです。
しかし、オートロック物件であれば、
一度建物内に入ってしまえば、
そんな出会いがしらの遭遇の可能性が低くなり、
「仕事」に集中できるというのです。
では、泥棒や不審者をエントランスで
シャットアウトすることはできるのでしょうか。
実は、この点もちょっと考えれば、
簡単に限界があることが分かります。
誰か、入居者の後をついて入れば簡単に入れてしまいます。
そこで、私がアドバイスしている大家さんによく言うことですが、
セキュリティー対策は、
ハードとソフトの両輪で初めて効果を上げるもの
ということに注意することです。
多くの大家さんは、オートロック設備というハードにしか
注目しないところに問題があります。
「入居者たちの目と意識」というソフトが生きてこないと、
どんなにセキュリティー設備を導入しても効果は上がらないのです。
一昔前、お出かけの際には、
「一声かけて、カギかけて」なんていう
標語があったのをご存知でしょうか。
近隣同士で注意をし合って、しっかり家のカギもかけましょうね、
ということが声高に言われていたんです。
要は、これです。
つまり、その物件に住んでいる入居者全員が、
不審者に対する意識を共有しないと、設備だけではダメなのです。
もし、オートロック物件のエントランスで、
入居者の後に続いて入ってくる人がいれば、
「こんにちは、どちらのお部屋に御用ですか」
と一言かけられるような意識が
入居者全員にあるかどうかということです。
こんな言葉をかけられた不審者や泥棒は、
住んでいる人たちの意識の高さに、
直感的に仕事のやりにくさを悟ります。
見慣れない人に、共用廊下でばったり会ったときも、
一声かけて反応を見るような人ばかりが住んでいる物件であれば、
泥棒もリスクを感じるようになります。
泥棒にとって何よりも嫌なのは、機械や設備ではなく、
そこに住んでいる人々の意識の高さなのです。
このような意識を入居者に芽生えさせるには、
日頃の賃貸経営で、入居者の共通意識というか、
コミュニティーを形成していく努力をしなければいけません。
大家さんが率先して、「あいさつ運動」を始めていもいいでしょう。
また、イベントを主催して、
入居者同士の距離を縮めていく努力をするのも、
大いに効果が上がるでしょう。
賃貸経営において、機械や設備だけに頼るセキュリティー対策には限界があることを
大家さんはしっかり意識することが重要だと思います。
■賃貸経営を強力サポート 雨宮憲之の公式ウェブサイト
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「物件調査や情報収集の戦略的ノウハウが満載でした!!」
「マーケティングの視点に立った物件調査の参考書を待っていました!!」
「ここまで物件選びをマーケティングの観点から説明した書籍はなかったです!」
「クオリティーを保ちながら、平易な文章で書かれているので、分かりやすかった!」
「初心者が物件選びをする際のバイブル≠ナすね!」
そんな多くのお声をいただいている雨宮の著書第2弾が好評発売中です。
■雨宮憲之著「もう会社に頼らない!プラス300万円を気楽≠ノ稼ぐ不動産投資術」 (SBクリエイティブ [ソフトバンククリエイティブ]、1,500円+消費税)
●不動産投資物件のマーケティング調査、
リスクを避ける物件見極めノウハウ満載の決定版
ただいま好評発売中です!!
■ネット書店「アマゾン」 6部門で第1位 (2013年4月11日)
★ビジネス・経済部門 第1位
★投資・金融・会社経営部門 第1位
★産業研究部門 第1位
★不動産部門 第1位
★不動産投資部門 第1位
■紀伊国屋大手町ビル店
「単行本ベストセラー第1位」 (2013年7月8日付)
本書の内容詳細&アマゾンでの注文はこちらから
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
★賃貸経営に関する講演、セミナー依頼を承っております。詳しくはこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■あなたの賃貸経営を強力サポート 雨宮憲之の公式ウェブサイト