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2013年12月27日 [物件入手]

≪不動産投資≫ 売買仲介会社は信用できるか

収益物件の売買を仲介する会社は、はっきり言って玉石混交です。
残念ながら、とりあえず売ってしまえばいい、というタイプの会社も存在します。

では、そんな会社に引っかからないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

解決策はただ一つ、お客である我々が実力を磨くしかないのです。
ちょっと、身もふたもない感じですがそうなのです。

ただ、収益物件の取り引きにおけるそれぞれの思惑と立場は理解しておくべきです。

私は、他の投資家の方のご相談を受けた際に

「3対1の原則」 (このような専門用語はありません。私の造語です)

について気をつけるように説明しております。

もし、あなたが何か物件を購入したいと思って、
仲介会社さんに間に入ってもらったとします。
そして、話が具体的に進んだ時のことを想像してください。

不動産の売買の際の登場人物は次の通りです。

売主さんと売主さんについている仲介会社さん、
そして、あなたとあなた側の仲介会社さんです。

初心者の投資家の方は、
この時の人間関係を利害関係から見たときに、
2対2だと思われている方が多いんですが、

実際は、3対1であることを心得ていないと
思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。

どういうことか。

それは、

あなた側についているはずの仲介会社さんも、
基本的に、この取引の話をまとめるスタンスに立っている


ということなのです。

なぜならば、話をまとめなければ、彼らは手数料を手にすることができないからです。

だから、買い手である不利なポイントについて
ウソをいうことはないとしても、
あえて触れてくれない仲介会社さんも多いのです。

このようなインセンティブにおける構造がわかっていないと、
すべてを仲介会社のアドバイスに頼ってしまい恐ろしい結果が待っています。

じゃあ、誰も信用できなくなってしまいますね、
と嘆かれる投資家の方も多くいらっしゃいます。
暗くなってしまいますね

少々、救いのあるお話を最後にいたしましょう。

優良な収益物件仲介会社というものが存在しないわけではありません。

実は、私がこれまで接してきたそのような会社に
共通して感じることがあります。

それは、

1つ物件を売ったらおしまいという短期的な考え方をしていない

ということです。

物件を売って、そのお客さんの賃貸経営がうまくいったら、
また、2つ目の物件を紹介できると考えています。
さらに、それを3つ目、4つ目につなげていこうというスタンスで臨んでいます。

まず、今売ろうとしている物件の経営がうまくいくことが
次の物件の営業につながるので、手を抜かないのです。

あなたが関わろうとしている仲介会社さんが、
どのようなスタンスで物件を紹介しているか、一度じっくりと観察してみてください。

頼れる仲介会社さんであるかどうか、答えが出るかもしれません。



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