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2015年12月08日 [入居者募集]
≪賃貸経営≫新婚カップルの内見
今日は、新婚カップルの内見についてのお話しです。
私の所有するマンションで、
２ＤＫと２ＬＤＫの物件は、
その入居者の多くが新婚カップルです。
結婚を直前に控えた新居探しで
内見にくるケースが多いのですが、
これが賃貸経営では結構くせものだったりします。
というのは、
男性と女性が別々に内見にくることが意外にも多いのです。
理由としては、単純に
男性か、女性のどちらかが忙しかったりして、
予定が合わせられないといったところです。
先日、埼玉県川口市にある物件で、
２ＤＫのお部屋が空いて、
これから結婚されるお客様が内見にいらっしゃいました。
例のごとく、お客様はバラバラの内見になりました。
まず、女性とお母様がいらっしゃいました。
私も内見に立ち会えたのですが、なかなかの好感触でした。
その後、婚約者の男性も内見にいらっしゃって、
無事、契約の運びとなりました。
さて、
ここで問題となるのは、カップルの内見の順番です。
今回、私の物件では、女性が先に来て、その後男性でした。
このケース、
女性が先で、その後男性という場合には、
女性が気に入ってくれた段階でまず決まりです。
しかし、アパート・マンション経営の内見で問題なのは、この逆のパターンです。
男性が先に内見し、その後女性という場合には、
男性が気に入ってくれても、どんでん返しがある
ということです。
勘のいいかたはもうお分かりでしょう。
そうです。
住まいを決める決定権は女性が持っているということです。
賃貸のお部屋探しも、
あくまで女性が気にってくれた段階で決まるのです。
ですから、先に女性が内見に訪れて、気に入ってくれれば、
その後、男性がどう思っても、くつがえる可能性は低いのです。
ただし、その逆で、
男性が先に来て、気に入ったと言っても、
後から来た女性の意見で成約にいたらないことは多いのです。
不動産屋さんによっては、
男性が先に内見に来ていい感触だから、
あと、女性の内見を待ちましょうといって、
いつまでも宙ぶらりんの状態にされている
大家さんもいらっしゃいます。
賃貸経営の基本は、あくまで
先にお申し込みを入れてくれたお客様が優先ということになるのですが、
あまり内見がないエリアでは、
どうしても、「ちょっと待ってくれ」というお客様に引きずられる傾向があります。
そういうケースでは、なるべく早く女性にも
お部屋を見てもらうようにしむけることです。
ダメなケースもあるので、なるべく早く結論をだすべきです。
カップルの片方がＯＫサインを出しているからと言って、
ダラダラと引き伸ばされていると、
別の「今すぐ客」の入居希望者を逃しかねませんので
ご注意ください。
アパート・マンション経営で、
何となく引きずられて延ばし延ばしになることは絶対に避けなければなりません。
常に、女性目線で物件を作り込んでいくことが重要なことが大前提にありますが、
その話はまた、別の機会にいたしましょう。
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