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2016年03月23日 [物件調査]
≪不動産投資≫中古物件購入の際はチョーキングに注意
■賃貸経営が軌道に乗る前に、
多額の塗装費用をキャッシュアウトする恐れあり
本日のテーマは
「中古物件購入の際はチョーキングに注意」です。
まず、チョーキングって何か、から押さえておきましょう。
木造アパートなどで、
塗装が劣化し、触ると粉状のものが手に着く現象が
チョーキングです。
このチョーキングの現象が現れるようになると、
防水効果がなくなり、雨水が内部に浸入する恐れが出てきます。
古い不動産投資物件を所有されている方は、
定期的に、物件を見に行った際に、
壁面を手で触ってみて、
チョーキングが現れていないかどうか、
観察することが大切です。
また、外壁がサイディングの木造アパートでは、
このチョーキングの現象が出てくると、
サイディングの板と板との間を埋めるコーキング材にも、
劣化の症状があらわれていることがあります。
ひびが入ったり、完全に割れたりしてしまい、
その隙間から雨水が建物内部に浸入する恐れがあるので、
塗装直しをする際に、コーキングも打ち直しが必要になります。
チョーキングやコーキングの劣化という話題は、
賃貸経営において、
メンテナンスの問題として扱われているのが一般的ですが、
中古の不動産投資物件を購入する場合、購入の際にこそ状況把握が重要です。
なぜならば、
劣化していれば、賃貸経営が軌道に乗る前に、
多額の費用をキャッシュアウトしてしまう可能性があるからです。
壁面の塗装やコーキングが劣化している場合、
屋根材の塗装も劣化が進んでいるケースが多くあります。
屋根、サイディング、コーキングすべてのメンテをしようとすると、
小さな木造アパートでも100万円〜200万円の費用がかかってしまいます。
少し大きな物件になると、
数百万円の出費を覚悟しなければなりません。
不動産投資物件を買ってすぐに、このような出費をしてしまっては、
賃貸経営上、かなりきつくなることは明らかです。
ですので、中古物件を入手する場合には、
現地に物件を見に行ったときに、
しっかりと塗装状態をチェックするようにしてください。
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