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2016年04月29日 [入居者募集]

≪空室対策≫いつ誰が内見の案内をしたかを確実に把握する!

■これができなければ
 内見客の反応フィードバックは不可能!
 


本日のテーマは、
「いつ誰が内見の案内をしたかを確実に把握する」です。

さて、春の繁忙期も最終コーナーを回りました。

あなたの物件は、新たなご入居者が決まりましたか。

まだ、空室を抱えていて、お客さんが決まっていないという方、
最近は、5月いっぱいくらいまでは、
春のご入居の流れがあるので、
あきらめないで頑張ってください。

本日のテーマは空室対策を考えるうえで、
とても重要です。

複数の業者のさまざまな営業マンがあなたの賃貸物件に
お客さんを案内してきていると思います。

あなたは、いつ誰が案内したかを、
しっかりと把握できているのでしょうか。

今一度確認してください。

専任で管理会社に入居者募集をお願いしているケースでも、
先付の会社が活発に客付けに動いていれば、
さまざまな営業マンが、お客さんを連れてきてくれて
いるはずです。

しかし、私が、
大家さんの空室対策の相談に乗っていて
とても気になっているのが、
営業マンの誰が、いつ、あなたの物件にお客さんを案内してきたかを
把握している大家さんが、
あまりにも少ないということです。

これを把握していれば、
空室対策を実施するうえで、
とても大きなメリットが得られるのです。

どこの業者の誰が
お客さんを連れてきてくれたか分かれば、
たとえ成約にいたらなくても
そのときのお客さんの反応を
細かくヒアリングすることが可能です。


原因がはっきりすれば、次のお客さんを成約に導くために、
すぐに対応に動き出すことができます。

また、せっかくあなたの物件に
お客さんを連れてきてくれた


営業マンのモチベーションを
引き続き高めておく対策をとることができます。


誰が案内したかがわかれば、
成約に至らなくても、
あまり負担のかからない範囲で、
何かプレゼントをするなど、
アプローチすることができます。

空室対策は、
内見客に対して向けられるものだけではありません。

あなたのアパートやマンションに
お客さんを案内してくれている営業マンに対しても、
モチベーションの維持という形で、
空室対策を行うことが重要になるのです。

ちなみに私は、
内見案内に連れてきてくれた営業マンには、
「また連れてきてくださいね」という気持ちを込めて、
クオカードを差し上げています。

このような、お客さんの生の反応を知ったり、
営業マンのモチベーションを維持するための施策は、
誰がお客さんを現地に案内してくれたかが分からなければ、
そもそも打つことができないのです。

だからこそ、誰が内見案内をしてくれたかについて
把握することが、空室対策上、とても重要なのです。

一般募集など、大家さんがすべての窓口になる場合は、
大家さん自身が記録をとればいいので問題はありません。

ただ、専任募集などで入居者募集をお願いしている場合には、
管理会社にその記録をしっかり取ってもらわなければなりません。

実際のところ、この内見案内の記録については、
管理業者さんによって対応が千差万別です。

数からいえば少ないのですが、
できる業者さんは、ちゃんと記録を取っています。

それは、

マーケティング的な意味ではなく、
何かトラブルが発生した場合の
責任の所在を明らかにするためです。

先付の業者さんが現地案内をした際に、
カギをかけ忘れていたとか、
照明を消し忘れていたなどの問題が起きたときに、
誰がそんな事態を招いたかが分かるように
危機管理をしているのです。

大家さんのマーケティング上の目的とは少し異なっています。

残念ながら、不動産業者さんで、
内見記録をとっていない業者さんも少なくありません。

では、大家さんはどうすればいいのでしょうか。


基本は、最初に管理業務をお願いするときに、
他の業者から内見希望があった時に、
どのように記録しているのかを確認しておくことです。


その時に、記録する対応をしていなければ、

日付と業者名、担当者名だけでいいので
記録を残してもらうように約束しておくことです。


最初に取り決めておけば安心です。

もうすでに管理業者さんに入居者募集を依頼しているけど、
内見記録を取っていないようであれば、
大家さんがチェックシートを作ってあげるといいでしょう。


管理会社の担当者は、面倒くさいことにはとても腰が重いです。
だから、なるべく負担を軽くしてあげる必要があります。


記録をつけることについては、
すぐに業者が対応してくれない恐れがありますが、
空室対策を行ううえで、不可欠な作業ですので、
粘り強く働きかけてください。





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